県職員が特産品の授業

 

岡崎小 県産果物の魅力を知ろうと、和歌山市寺内の岡崎小学校3年生70人は4日、全国一の生産量を誇る柿について、伊都振興局職員の出前授業を受けた。

 まずはスライドを見ながら、日本には約1000品種あり、昨年の生産量は全国24万2000㌧で、このうち和歌山は5万500㌧をつくっていること、柿の栽培から出荷場を通って店頭に並ぶまでの解説を聞いた。

 「和歌山で作っている柿をサッカーコートに並べると何面になるでしょう?」とクイズを出され、「正解は250面です」と聞くと「すごいー」と驚きの声。また、渋抜きする前の柿を試食し、「口の中の水分がなくなる感じ」「これが渋い味か~」と顔をしかめた。

 最後はグループに分かれ、つるし柿作りに挑戦した。柿のヘタを手でていねいにとってピーラーで皮をむき、クリップをさしてひもで結びつけてできあがり。自宅で1ヵ月ほどつるすと食べられるようになる。

 助口直太朗くんは「干す前に柿をお湯につけたらカビがわきにくくなると聞いて勉強になった」、魚田航大郎くんは「サッカー場の話を聞き、和歌山がそんなにすごい産地だったと知った。初めて柿をおいしく感じた」と喜んでいた。

 

(2016年11月12日号掲載)