サイクリング王国を目指して県は来年3月26日(日)、「わかやまサイクリングフェスタ」を初開催する。初心者向けから超難関まであり、600人規模の和歌山最大の自転車イベント。県地域政策課は「世界遺産の地を巡り、自然と神秘を味わって」と考えている。

 和歌山市発着の3コース。「天空の聖地~2016111901_cycle高野山センチュリーライド」は紀美野町、高野町を経て橋本市、紀の川市をまわる160㌔。高低差は800㍍を超え、上級者でも時間内の完走は難しい。「紀の国うまいもん満喫ライド」は、海南市、紀美野町、紀の川市を巡る60㌔。途中、和歌山ラーメンなどを味わえる。「サイクリングデビューわくわくライド」は、紀の川河川敷を和歌山港と六十谷橋付近の往復10㌔。子どもや初心者対象で、2人乗り自転車体験会もある。

 県は2014年、紀の川沿いの河川敷や県道に自転車専用道路の整備を始め、来年3月末までに和歌山市から橋本市の隅田駅まで60㌔が通行できるようになる。県サイクリング協会の岡本弘事務局長は「快適に走れる専用道を楽しんでもらい、上級者はぜひ高野山に挑戦を。初心者はサイクリングはどんなものかを知って」と呼びかけている。

 1月31日締め切り。参加費はコースにより異なる。詳細はサイクリングングフェスタHP。

(ニュース和歌山2016年11月19日号掲載)