kataonami 片男波海水浴場の近くにある和歌公園(通称:8ノ字公園)を15年間、毎日欠かさず掃除する住民グループ「8ノ字会」が、日本トイレ協会の「グッドトイレ選奨」に選ばれた。和歌山から初選出で、8ノ字会の玉置成夫さんは「公衆トイレの美しさは地域の安全、安心のバロメーター。今後も『美は美を守り美を作る』をモットーに続けたい」と喜んでいる。

 2001年4月に新しいトイレが完成したのに合わせ発足した同会。住民ら約20人が交代で、休みなく掃除を続けている。

 掃除を始めたばかりのころは、落書きされたり、設備が壊されたりすることもあったが、美しい状態を保ち続けていると、いたずらがほとんどなくなり、利用者からお礼の書き置きが残されていたこともあった。

 グッドトイレ選奨は、設備の開発、清掃管理などトイレに関連する幅広い分野の活動を讃え、発展させていくために創設し、今回で8回目。同会は、地域住民の結束力や取り組みの継続性が評価された。

(ニュース和歌山2016年11月26日号掲載)