031 家で働きたい子育て中の女性を応援しようと県は11月28日、和歌山市手平のビッグ愛で初めて「わかやまテレワークフェア」を開催し、子連れの主婦ら200人以上が説明に聞き入った。

 テレワークとは、離れた(=テレ)場所で仕事をすること。インターネットを通じて不特定多数の人に仕事を依頼する「クラウドソーシング」を取り入れる企業が近年増えている。

 この日は、経済産業省の担当者がテレワークの概要、メリット、デメリットを説明。クラウドソーシング大手4社が仕事の種類や現況にふれ、「地方でも仕事ができ、地方ならではの仕事もある。午後2時間、就寝前1時間など仕事量を調節できる」と強調した(写真)。

 このほか、「収入を増やすには簡単な仕事から実績を積むこと、どんな仕事ができるか詳しく自己紹介すると企業が依頼しやすくなる」とアドバイスした。

 4歳と1歳の子がいる和歌山市の斉藤洋子さん(33)は「日本の働き方が変わっていく中、自分もそんな世界に入ってみようと思いました」。パートは休みにくいと話す同市の段林法子さん(45)は「自分の情報を登録するので、怪しい会社だと困る。今日の会社だと安心できます」とほほ笑んでいた。

(ニュース和歌山2016年12月3日号)