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 JR和歌山駅前のスーパー、ゴトウ本店の入るビルが、商業施設と病院、集合住宅を備えた20階建てビルに建て替わる。解体工事を2017年夏に始め、2020年2月に完成予定。和歌山市内で3番目に高い建物になる。

 和歌山市が進める市街地再開発事業の一環。医・食・住を備えた高層ビルを軸に、定住人口を増やし、市街地の再生をねらう。

 事業を進めるのは、同市黒田の不動産会社、パーク建物と医療法人博文会(児玉病院)でつくる会社「四丁目再開発」。1階にゴトウ本店が入り、2階にクリニックや託児所を誘致し、3~6階は同市餌差町の児玉病院が移転する。7階~最上階は分譲マンション(99戸)になる。

 1月25日の記者会見で四丁目再開発の木綿紀文社長は「市の活性化とコンパクトシティ化に貢献したい。市街地再生を象徴する和歌山のランドマークになれれば」と意気込んだ。

 開発は和歌山市の都市計画事業に沿っており、荒竹宏之副市長は「まちなかが大きく変わろうとしている中、和歌山駅周辺ではわかちか広場のリニューアルや大新公園の地下駐車場の利活用を検討している。今回のビルとともに駅周辺のにぎわいを創出していければ」と述べた。

 写真=ゴトウ本店、病院、住宅を備えた20階建てビルの完成イメージ図

 (ニュース和歌山より。2017年2月4日更新)