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 中高大生の留学促進に取り組む学生団体「和歌武者」は、文部科学省が進める支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」を利用した学生による講演会を3月17日(金)午後6時、JR和歌山駅前のわかちか広場で開く。代表を務める和歌山工業高等専門学校5年の嶋田仁さんは「若い時こそ多くのことにふれ、幅広い視野や自分の強みを持つ大切さを実感して」と呼びかけている。

 和歌武者は世界で学び、経験を和歌山に還元できる人材を育てようと昨年9月、和歌山大学、和歌山県立医科大学、和高専の学生が発足させた。留学経験者の交流会や希望者への説明会を開き、ネットワークを築いている。

 「トビタテ~」は官民協働留学支援制度で、返済不要の奨学金を受け取れる。2014年に募集を始め、昨年7月の募集には228校1336人から応募があり、507人が海外への切符を手にした。20年までに1万人を海外へ送り出す計画だ。

 今回はこの制度を利用した他府県の学生を招いたトークを企画。フランスの研究所に留学した京都大学医学部の高岡沙織さんをはじめ、インドとアメリカで学んだ広島大学大学院生、大阪府立大学大学院生、関西大学大学院生の4人が話す。また、社会人を交え、就職後の留学経験の生かし方について考える。

 和歌武者メンバーでアメリカ留学した西上怜歩さん(和大観光学部4年)は「お金がない、英語スキルが足りないなど、不安と疑問を解消してもらいたい。自分としっかり向き合い、留学の目的やゴールを考えることが重要だと感じてほしい」と望む。

 無料。申し込み不要。詳細は「和歌武者」フェイスブック。

写真=会で話す和歌武者メンバー(中央) 

(ニュース和歌山より。2017年3月8日更新)