ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザー1級資格を持つメンバー6人が「和歌山おかたづけクラブ」を結成。育児中の思い出がつまって手放すことが難しい絵本の交換会を8月5日(土)と6日(日)に初めて開く。中筋真由美代表は「イベントを通じ、単に捨てるのではなく、物を大切にする気持ちを伝えていきたい」と張り切っている。

 リビングに台所、クローゼットと様々な場所の片付けに悩む個人宅や企業に出向く整理収納アドバイザー。利用者の話を聞きながら、必要なもの、処分するものを判断し、その人に合った整理方法を伝える。

 中でも処分しにくいのは、思い出がつまった本や服。捨てるのではなく、ほしい人の手に直接渡ればすっきりした気持ちで手放せ、また新たなお気に入りを見つける機会にもなると考え、普段は個別に活動するアドバイザー仲間で集まり、絵本の交換会を企画した。

 当日は参加者が本を持参し、持ってきた冊数分を新たに持ち帰れるようにする。また、図形のカードを使って整理の傾向を知る15分診断や、片付けの相談に無料で応じるほか、読み聞かせを行う。

 メンバーの二出川(にでがわ)ひろよさんは「今度は服の交換会もいいですね。整理することで探し物がなくなって時間にゆとりができ、生活が変わりますよ」とにっこり。

 5日は和歌山市三沢町の中央コミュニティセンター、6日は岩出市金池のあいあいセンターで、いずれも午前9時半〜11時45分。申し込み不要。本は小学生以下対象の絵本か児童書で、美品に限る。中筋さん(0736・61・1115)。

(ニュース和歌山/2017年7月5日更新)