ミュージカル女優で、県内のテレビやラジオのリポーターとして活躍する柳橋さやかさん(38)がプロデュースするミュージカル『夢の先まで』が9月10日(日)午後2時、和歌山市西高松の和歌山県立図書館2階で上演される。柳橋さんは「和歌山へ来て3年。これまでに出会った人と作り上げる初の作品で、私にとってスタートの場になる。ドキドキ、ワクワクがあふれる舞台に仕上げたい」と意気込んでいる。

夢届けるミュージカル

 神奈川県出身の柳橋さんは20歳で舞台女優に。舞台、ドラマで活躍する林希さんに師事し、紀の川市にある林さんの実家を訪れるなど、家族ぐるみの付き合いをしていた。3年前に和歌山へ移り住み、和歌山市と岩出市の3ヵ所でダンス教室を開設。シンガーソングライターの松原篤さん(38)と「アツシ&サヤカ」を組んで音楽活動も2年前に始め、松原さん作曲、柳橋さん作詞の『夢の先まで』をミュージカルにすることにした。

 柳橋さんの生徒ら7〜66歳の約40人が出演。脚本は柳橋さんを中心にまとめ、演出、振り付けも手がける。主婦を中心にしたミュージカル「和歌山戦隊☆オバレンジャー」、子どもたちの芝居「オズの魔法使い⁉︎」など、仕事や家事で夢を忘れていた大人たちが、子どもらとのかかわりの中で夢を取り戻してゆく姿を、歌とダンス、芝居を織り交ぜて表現する。

 最年長の岩谷純子さん(66)は「色んな世代の人と同じ舞台に立つのが楽しみ。ついつい真剣な顔になってしまいますが、当日は笑顔で臨みます」、小倉小3年の花井蓮くんは「会場全体に届く大きな声で頑張る」と張り切っている。

 柳橋さんは「子どもたちには夢を持ってほしいし、大人も昔抱いていた夢を思い起こしてほしい。感動を届けられる作品にします」と本番に向けて気合いを入れる。

 2000円、当日2300円。実行委(06・6356・6788クリエイティブワンズ内)。

写真=笑顔で稽古に励む柳橋さん(中央)

(ニュース和歌山/2017年8月19日更新)