2014年にスタートし、昨年は全国35都市で8万人を動員したきかんしゃトーマス・ファミリーミュージカル「ソドー島のたからもの」が9月18日(月)に和歌山県民文化会館大ホールで上演される。この脚本を手がけたのが、和歌山市出身の源井和仁さん(52)だ。初の地元公演を前に、「子どもたちに、友だちを大切にする気持ちを伝えたい」と話している。

 源井さんは西脇中、桐蔭高校を卒業し、関西学院大学に進学。サラリーマンを経て1995年に作詞家デビューした。「KAJI KATSURA」の名で活動し、これまでKis─My─Ft2、クリスタルケイ、クリス・ハートら有名アーチストの楽曲を作詞。2015年にはAAAの『愛してるのに、愛せない』が日本レコード大賞優秀作品賞に輝いた。

 1997年からミュージカルの脚本、演出にも携わる。今回はトーマスの世界を源井さんが書き下ろしたストーリーで、日本人の見習い機関士、ケンが登場。トーマスやパーシーがダイナミックに舞台を駆け回り、源井さんによる劇中歌が会場を一体にし盛り上げる。

 源井さんは「ミュージカルは、客席の子どもたちが応援したり泣いたりとダイレクトな反応が返ってくるのが楽しみ。こちらがパワーをもらえます」と笑顔を見せる。

 公演は午前11時半と午後2時。2歳以上有料(2歳未満膝上無料)でS席2800円、A席2000円、Sファミリー席4枚以上購入で1枚2400円。 同館、イープラスほかで販売。同館(073・436・1331)。

写真=脚本を手がけた源井さん(撮影:烏賀陽弘道)

(ニュース和歌山/2017年9月2日更新)