ぶらくり丁のまちなか交流スペース「みんなの学校」が10月18日、リニューアルオープンした。キッチンを拡大し、カフェ「やすみじかん」を新たに設けた。スタッフの谷口歩さんは「安くて手軽に飲食できる学生が利用しやすいカフェ。みかんジュースや果物のスイーツなど、和歌山らしいメニューも考えたい」と話している。

学生集う街の拠点に

 若者が活動する拠点をまちなかに設け、市街地活性化に取り組もうと和歌山市が2010年に開いた。地下は図書室、1階は自習や休憩ができるフリースペース、2階はイベントやワークショップに使う貸し会場で、昨年は年間約100回のイベントを開き、小中高生を中心に5万4000人が利用した。

 今回、施設内にあった地元産品を扱う「ぶらくりわかやマーケット」が11月にJR和歌山駅前のわかちか広場へ移転するのに合わせ、キッチンを拡大。冷蔵庫を増やし、調理台も設けた。カフェでは、スタッフが考えたパンダパフェやパンケーキ、ジュースを販売する。

 また、入ってすぐ左の壁に高さ265㌢×幅364㌢の黒板を設置。和歌山市のチョークアートアーティスト、林まきさんが巨大なパンダと、お城とまちなかのシルエット、三毛猫を描いた。「お城のしゃちほこは魚で、猫が前足で押さえています。遊び心のある写真の背景として使ってもらえれば。掲示板にも活用します」と谷口さん。

 午前11時〜午後7時。火曜休み。同施設(073・460・2028)。

写真=「学食のような学生が集まる場所に」とスタッフ

(ニュース和歌山/2017年10月25日更新)