中学生を対象にしたファッション雑誌ニコラのモデルオーディションで県内の小学6年生、平澤遙さん(写真)がグランプリに選ばれた。「結果を聞いた時は、頭が真っ白でした。先輩モデルのみなさんのように自分の表現で服をかわいく見せられるようになりたい」と笑顔を見せる。

新垣結衣、岡本玲らモデル輩出

 新潮社発行のニコラは毎年、モデルオーディションを実施しており、過去のグランプリには女優として活躍する新垣結衣さん、和歌山市出身の岡本玲さんらがいる。今年は全国1万4734人の中から6人が選ばれた。

 小さいころからおしゃれが好きで、「モデルや女優のようにきらきらした世界に行ってみたかった」と話す平澤さん。小4の時、ニコラの姉妹誌ニコ☆プチに出合い、さらにファッションに夢中になった。今年、ニコラ6月号でモデル募集を知り思い切って応募した。

 オーディションに向け、普段から背筋を伸ばすように気をつけ、寝る前には腹筋運動100回と、鏡に向かって表情をつくる練習を欠かさなかった。書類選考を通り、東京での最終審査はプロのスタイリストやメイクがついて、写真うつりを確認。8月に合格が発表され、9月発売の10月号で初めて紙面を飾った。「最初は不安でいっぱいだったけれど、スタッフや仲間が励ましてくれました。大好きなニコラで、あこがれのモデルさんたちと仕事ができてうれしいです」とはにかむ。 

 現在は月数回、東京で撮影をこなす。毎日、ヘアスタイルを考え、ファッション雑誌をつぶさに見てポージングを学ぶ。「女優の桐谷美玲さんが大好きで、ドラマや舞台にも挑戦したい。和歌山でも仕事ができたら」と夢を膨らませている。

(ニュース和歌山/2017年10月28日更新)