有田川町出身の斉藤宣紀さん(55)がプロデューサーを務めた映画『ミスムーンライト』が11月11日(土)〜24日(金)、和歌山市中のイオンシネマで上映される。9月に加太で行われた「Kisssh─Kissssssh映画祭」の長編映画部門でグランプリを獲得した作品。斉藤さんは「自分が携わった作品を地元で上映したかった。ゆくゆくは撮影も」と描く。

 箕島高校卒業後、東京でグラビア写真集のプロデューサーとして活躍する斉藤さん。菊川怜、伊東美咲の写真集など100冊以上を手がけた。2010年以降は自主映画界で注目される松本卓也監督と映画作りに取り組んでいる。

 今作は、地方で暮らす女子高校生、マキが地元の観光PRビデオを撮影したものの、平凡な仕上がりに納得できず、アイドル活動をするいとこのミサコ、地元の人を巻き込んで撮影を進めていく物語。住民らが〝一肌脱いで〟街を盛り上げる内容で、雛形あきこ、勝俣州和らが出演する。

 撮影地の新潟や、東京を経て、故郷の和歌山で上映。斉藤さんは「『グラビアは人と街を元気にする』というコンセプトにこだわりました。和歌山を盛り上げるヒントになれば」と張り切る。

 時間はイオンシネマ(073・456・5055)。

写真=映画のワンシーン

(ニュース和歌山/2017年11月11日更新)