寺子屋 受講生と指導者募る 

 経済的事情で学習塾に通えず、学校の授業についていけない子どもたちの勉強を支援するボランティアグループ「寺子屋」が、受講生と指導者を募集している。社会人と学生でつくる会で、柳昌史代表は「自主性、向上心、自己責任をモットーに、靴のそろえ方やあいさつも指導します。親と一緒に暮らせないなど複雑な家庭環境に負い目を感じ、不安定な子もいます。勉強を通じ、自信を取り戻せる場にしたい」と話している。

 ドッジボールを子どもたちに指導してきた柳代表。児童養護施設の子どもと出会い、家庭的な温かさを感じてもらう子ども食堂を開こうと考えたが、すでに紀北を中心に取り組みが広がっていることから昨夏、教育に特化したサポートを目指して、寺子屋を立ち上げた。

 昨年は集まった小学6年生7人に、社会人や教師を目指す大学生が個別指導。週2回開き、つまづいているところまでさかのぼって教え、基礎を固めた。「落ち着きがなかった子も、集団の中で勉強することで集中して打ち込めるようになりました。教え合う場面も見られ、互いに学んだ内容をより深く理解できたようです」と柳代表。

 今春、通っていた子どもたちが中学に上がり、指導していた大学生も卒業。受講者、指導者とも減少したため、受講を希望する子どもと、活動に賛同する指導者を改めて募る。週1、2回、夕方から約2時間。和歌山市十番丁の十番丁センタービル4階で。月謝は年収に応じて無料〜5000円。寺子屋(terakoya.wakayama@gmail.com)。

(ニュース和歌山/2017年6月10日更新)