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 大宮神社(岩出市宮)で江戸時代から続く秋の例祭「よみさし祭」が10月3日(土)に開かれ、初めて手作り市と音楽祭が同時に行われる。三浦一起宮司は「祭の中で人同士がつながり、コミュニケーションの輪が広がれば」と期待している。

 同神社を出発し、同市の東西の端にある御旅所へ深夜に渡御を行う同祭。15年前までは神社周辺に200軒近くの屋台、サーカスやお化け屋敷が並び、親子連れでにぎわったが、近年は10軒近くにまで減少していた。三浦宮司は祭を盛り上げようと、神社で以前、手作り市を開いた蒲生千代子さんに相談し、同時に開くことにした。

 当日は雑貨、陶芸、古裂のリメイク、クッキーやパンなど約70店が出店。蒲生さんの知り合いで音楽プロデューサーの羅布陽介さんの協力で、地元アーティストの演奏や飛び入りのカラオケも実施。蒲生さんは「歴史ある祭にかかわることができ、出店者のやる気も上がっています」と意気込む。

 屋台は午前9時~午後9時、手作り市と音楽祭は午前10時~午後4時。同神社(0736・62・2433)。

(ニュース和歌山2015年9月19日号掲載)