水を使わない小便器導入
南海フェリー 旅客船で世界初

            
 南海フェリー(兜秀昭社長)は同社のフェリー「かつらぎ」「つるぎ」2隻の男子用トイレに無水小便器を導入した。環境に優しいトイレをめざしたもので旅客船としては世界初となる。
 無水小便器は、2隻に各4器ずつ設置した。水資源を保全し、浄水と排水処理に必要となるエネルギーの削減で二酸化炭素排出を抑制する。また、尿と水がまざらないため尿石ができにくく、便器に備えられているカートリッジの密閉液で排水管から上がる悪臭を閉じこめるため、より快適にトイレを使用できる。
 このほか、男女トイレとも節水型洋式大便器に切り替え、トイレ床面もふき取り掃除のみでの清掃が可能となるものにはり替えた。これらにより年間の水削減効果が2338トン、二酸化炭素削減効果が1・4トン見込まれる。同社は「ほとんどどこにもふれず、ノンタッチでトイレが使えるよう衛生面に配慮し好評です。しばらく様子をみて他のトイレでの導入も考えたい」と話している。

写真=CO2排出も抑制する