応援したくなるチームを

アルテリーヴォ 河村優新監督に聞く

 

 和歌山からJリーグ入りを目指すサッカーチーム、アルテリーヴォ和歌山。2007年に県教育リーグでスタートして以来、毎年順調に昇格を果たしてきたが、昨年は関西リーグ1部で8チーム中5位に終わり、JFL(日本フットボールリーグ)昇格はならなかった。発足7年目を迎える今季、指揮を執るのは河村優新監督(38)。サッカーの強豪国イタリアでの指導経験を持つ河村監督に意気込みを聞いた。     (文中敬称略)

感じる潜在能力

――イタリアでの指導や、日本女子サッカーリーグ1部(通称なでしこリーグ)のTASAKIペルーレ(2008年で休部)でヘッドコーチを務めた経験があるんですね。

河村 イタリアには人生を変えるために行きました(笑)。帰国した07年から2年間指導したペルーレには日本代表の主将を務めた池田浩美や、(現在のなでしこジャパンメンバーの)阪口夢穂(みずほ)、田中明日菜らがいました。個性豊かなメンバーでしたよ。

――アルテリーヴォの監督を受けたのは。

河村 大きなやりがいを感じたからです。昨年、会場で1試合、また、もらったDVDで全公式戦の4分の3ぐらいは見ましたが、非常に潜在能力を持ったチームだと思います。ただ、得点が少なかったので、もう少し攻撃的なエッセンスを付け加えられれば。守備は堅いと感じましたし、昨年のチームのベースを生かせばいい戦いができると思っています。選手たちに初めて会った時、「チャオ」と声をかけると、みんな「チャオ」と返してくれました。とても人なつっこい選手たちとの印象を持ちました。

負け恐れず積極的に

――どんなチーム作りを進めようと。

河村 イタリアではロッカールームを出る時、「アンディアモ・ア・ヴィンチェレ(=勝利に向かって行こう)」とみんなで叫びます。負けを恐れることなく、勝利に向かっていきたいし、勝つために積極的に仕掛けていくアグレッシブなサッカーを展開していきたい。

――最後に今年の目標、そしてサポーターへのメッセージを。

河村 JFL昇格へチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。昇格するためにはまず全国地域サッカーリーグ決勝大会に出場しなければなりません。その条件である関西リーグ一部優勝、そして全国社会人サッカー選手権全国大会での3位以内が目標です。サポーターの皆様には、スタジアムに足を運んで熱い声援を贈っていただきたい。そのためにも、チーム全体が活気にあふれ、応援したくなるようなチーム作りを目指し、選手共々頑張っていきます。フォルツァ(さあ行こう)・アルテリーヴォ!

写真=昨年末の選手選考会で受験者のプレーに目を光らせる河村監督

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 河村優(すぐる)…1974年、広島生まれ。神戸学院大学卒業後、サッカーの指導者となり、2003年から4年間はイタリアへ。強豪クラブ、ユベントスの17歳以下サッカースクールコーチなどを務めた。07年からはTASAKIペルーレヘッドコーチ、09年から姫路獨協大学男子ヘッドコーチと女子監督。指導者ライセンスはヨーロッパサッカー連盟公認B級、日本サッカー協会公認A級などを持つ。

ニュース和歌山2013年1月5日号掲載