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2009年5月2日号より
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Q 肛門の周囲が腫れて痛んだあと膿が出て、楽になりましたが…
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回答者
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◆消化器外科・肛門外科
福外科病院
大腸肛門外科専門医
福 昭人副院長
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A ご質問の症状は、直腸肛門の感染症です。
抵抗力が低下していると、直腸と肛門の境にある肛門小窩(しょうか)から細菌が侵入し、肛門括約筋間にある肛門腺に感染を引き起こし、膿のかたまりを作ります。その膿があらゆる部位に広がり、炎症が波及した症状を「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」といいます。ひどく痛むのが特徴で、時には発熱も見られます。さらに、この膿瘍が破裂して、直腸や肛門とつながった難治性の管ができてしまった状態を「痔瘻(じろう)」といいます。
肛門周囲膿瘍は、膿がたまっている時は強く痛みますが、膿が出てしまうと楽になるので、治ったと誤解しがちです。多くの場合再発します。よって、一刻も早く専門医を受診して切開排膿などの処置をしないと、重症感染症となることがあります。
一方、痔瘻は、膿により下着を汚したり、出口がふさがって痛みが出たりするため、早めの手術がおすすめです。根治するには手術しかなく、最近では、肛門機能を損なわないよう「括約筋温存手術」が行われます。
いずれにせよ、大腸肛門専門医に相談することが大切です。
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回答者
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◆歯科・口腔外科
ふぁみりー歯科
クリニック
歯科衛生士
矢田 早希子さん
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A 虫歯予防には、ご本人と歯科医院の「連携プレー」が効果的です。心がけて頂きたいポイントは次の通りです。
(1)歯を磨く順序を決める…歯磨きは、歯の汚れをきちんと落とすことが大切です。左右上下に「奥→前→裏」など、磨く順序を決めておけば、磨き残しが少なくなります。糸ようじ、歯間ブラシもお使い下さい。
(2)歯を強くする…フッ素の入った歯磨き粉を使いましょう。歯科医院で取り扱っているフッ素水でうがいをしたり、フッ素を塗るのもおすすめです。
(3)食生活に気を付ける…間食が多いほど虫歯になるリスクは高くなります。だらだら食べたり糖分の多いドリンクを頻繁に飲むのは控えましょう。ダイエットにもなりますよ。
(4)虫歯菌を減らす…歯科医院では、虫歯菌を除菌する薬剤を歯に浸透させる「3DS」を実施しています。定期的に繰り返すことで効果が高まります。
(5)定期検診を受ける…自分では不十分な歯のお手入れは、歯科医院のクリーニングで補いましょう。歯垢や歯石をつきにくくし、歯も白くなります。歯科医院で行うクリーニング後のフッ素塗布は、歯を強くします。毎日のセルフケアに定期的な検診を組み合わせて、虫歯予防に役立ててください。 |
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Q 暑い季節でも、脳卒中の危険はありますか? 予防策は?
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A 脳卒中は寒い季節だけの病気ではありません。実は脳卒中の中でも、脳の血管が詰まる「脳梗塞」は、夏場に多く起こることが知られています。
その大きな危険因子となるのが、脱水症状。散歩や庭仕事をしたり、ゴルフなど日中を屋外で過ごした場合や、長時間の入浴をした後は、体の水分が不足しています。そのまま放置しておくと、血液が粘調(ねんちょう)になり、脳梗塞を起こしかねません。これから季節は夏に向かいます。開放的になり、レジャーなどに出かける機会が増えますが、体調管理には注意が必要です。
予防策としては、何よりも「水分補給」を心がけ、汗をかいた後は意識して水分を多めに取るようにします。高齢の方は、お茶やイオン飲料をこまめに摂取します。大量の飲酒や喫煙も赤信号。適度な運動と、腹八分目程度の食事を心がけて下さい。また、冷房の効いた室内と外気の暑さとの、急激な温度変化にも要注意です。
手足に力が入らない、しびれる、めまい、ものが二重に見える、突然の激しい頭痛など、脳卒中の前兆が見られたら、すぐ脳神経外科で診てもらいましょう。専門医による定期検診も大変有用です。 |
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Q 脂質異常症や、コレステロールの善玉悪玉について教えて下さい
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A コレステロールには、いわゆる善玉(HDL—コレステロール)と、悪玉(LDL—コレステロール)があります。血液中にLDL—コレステロールや中性脂肪が多くなり、HDL—コレステロールが少なくなると「脂質異常症」と診断されます。
脂質異常症を放っておくと全身の動脈硬化が進行し、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞を起こしやすくなります。高血圧や糖尿病(軽症でも)の病歴があるほか、喫煙癖や、本人または家族に既往歴があれば、リスクはさらに高まります。
動脈硬化が原因の病気の予防には、まず、脂質異常症を治さなければなりません。それには、生活習慣の改善から始め、リスクに応じて積極的に薬を服用する必要があります。具体的には、ライフスタイルを見直し、バランスのいい食事と適度な運動習慣を身につけることが大切です。なかでも食事療法は治療の基本で、食事量の調節のほか、アルコールや糖質の過剰摂取を慎みます。
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やせれば、メタボリックシンドロームの予防にもつながります。「最近ちょっと気になるな…」と心配な方は、ぜひかかりつけの医師にご相談下さい。 |
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Q 足のつけ根がふくらみ、脱腸といわれました。治療法は?
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A 脱腸は、足の付け根あたりにある弱いおなかの壁から、腸や脂肪など、おなかの中の臓器が飛び出てくる病気で、そけいヘルニアとも呼びます。先天性(生まれつき)が原因の場合は子どもの頃に症状が出ますが、成人や高齢になって発症することもあり、どの世代にも見られる病気です。患部の痛みがなくても、飛び出てくると違和感や腹痛を感じます。
脱腸は、そのままにしておくと、少しずつ少しずつ大きくなってきます。50年来放置していたために、20くらいの大きさになった方もいます。昔からある脱腸帯(だっちょうたい)という、飛び出てくる部分を押さえるバンドや、最新式のものも市販されていますが、症状を一時的に和らげるだけで、根本的に治ることありません。
脱腸が普段より2倍にも3倍にも大きくふくらんで、硬くなり、戻らない症状を「ヘルニア嵌頓(かんとん)」と言います。このようになったら、外科医による緊急の処置が必要です。
脱腸の手術は、最新の麻酔方法により、眠った状態で行います。しかも、術後の痛みも少ない日帰り手術で治せるようになってきました。症状がひどくなって日常生活に支障が起こる前に、治療を受けられることをお勧めます。 |
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Q インプラントで骨量が少ないと移植を行うと聞きましたが…
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回答者
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◆インプラント歯科
さのデンタル
クリニック
佐野 善啓院長
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A 上顎の骨量が少ない方の、臼歯部におけるインプラントの術式には、サイナスリフト又はオステオトームがあり ます。写真(4)は、審美性が求められる上顎前歯部の事例です。歯間乳頭という美しい歯肉が見えます。これは下に存在する歯槽骨のサポートにより実現しています。高齢になり歯槽骨が後退すると、歯間乳頭も下がり、歯の間にすき間ができます。これまでインプラントでは、歯間乳頭の再生が難しいとされてきましたが、近年、インプラント埋入時に唇側へ骨をグラフトする事で、美しい乳頭を長期間再生できるようになりました。グラフト材は、自家骨移植(写真(1))や、骨伝導体と骨誘導体の混合材などがあります。 |
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Q 腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)といわれました。手術が必要でしょうか?
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A 腰部脊柱管狭窄症とは、腰部で神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫される病態をいいます。神経の圧迫される部位や程度によって、様々な症状が現れます。
一般的な手術の適応についてお答えします。
腰部脊柱管狭窄症になると、腰痛や臀部痛、片側又は両側の下肢のしびれが生じます。痛みやしびれが耐えがたいものでなければ、薬などによる経過観察となります。
しかし、狭窄の程度が強いと、いわゆる間欠性跛行という症状が現れます。これは、数分間歩けば下肢の痛みやしびれが強くなり休む、また歩き出しては休むということを繰り返す症状です。この間欠性跛行が、例えば5分〜10分おきくらいですと、日常生活に支障を来しますので、手術を考えられるとよいでしょう。
さらに神経への圧迫が進むと、下肢の筋力低下や排尿障害などが起こります。この状態で早急に手術を受けなければいけませんが、時機を逸すると、手術を受けても以前の状態に戻らない場合が多く見られます。早めの受診が肝心です。 |
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A 乳がんを早期発見する方法として、年に1回の乳がん検診と、毎月の自己検診があります。
まず、定期的な乳がん検診では、視触診とマンモグラフィが基本となり、なおかつ超音波検査を併用した検診が望ましいとされています。
自己検診も乳がんの早期発見には大変効果的です。自己検診する時期は、生理終了後が適切です。閉経後の方は、毎月同じ日に行ってください。
では、自己検診の方法を紹介します。まず鏡の前に立ち、両手を上げ下げして左右の乳房の形・色・大きさ・皮膚のへこみ・ひきつれはないか見ます。次に仰向けに寝て、タオル等を折り、背中に入れていきます。右乳房を調べるときは右手を挙げ、左手の指で外側から内側へ少しずつずらし、乳房全体を押さえるようにして、硬い部分がないか調べます。左乳房も同様に行います。
さらに、わきの下も、しこりがないか触って確認します。最後に、両方の乳首をしぼるように軽くつまみ、異常な液が出ていないか調べます。
日本人女性の乳がん発生率は20人に1人です。万が一、乳がんが見つかっても早期発見であれば、日帰り手術も可能です。当院では、女性医師・女性放射線技師もおりますので、お気軽にお問い合わせください。 |
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問い合わせ電話番号
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| ふぁみりー歯科クリニック |
073-454-2332 |
| 楽健康友の会 |
073-433-5000 |
| 古梅記念病院 |
073-431-0351 |
| 新谷医院 |
073-422-6629 |
| きのしたクリニック |
073-465-3777 |
| さのデンタルクリニック |
073-433-0790 |
| 福外科病院 |
073-445-3101 |
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※ニュース和歌山本紙での、次回掲載は2009年6月13日土曜日の予定です。お楽しみに!
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