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2009年10月10日号より
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Q おしゃれ用カラーコンタクトの販売方法が変わると聞きました。
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A 09年11月4日より、視力補正を目的としないカラーコンタクトレンズ(以下、おしゃれ用カラーコンタクトレンズ〈度なし〉)については、視力補正用カラーコンタクトレンズ〈度付き〉と同じように、高度管理医療機器として、薬事法規制対象となります。これに伴い、おしゃれ用カラーコンタクトレンズの製造・輸入に当たっては厚生労働大臣の承認が、販売に当たっては都道府県知事の販売業許可と販売管理者の配置が義務づけられます。
今まで、度なしのおしゃれ用カラーコンタクトレンズは雑品として製造・輸入され、販売店で買うことができました。しかし、品質の悪いものや、正しい使い方の説明・指導が不十分なために、眼障害(健康被害)の報告が頻発しました。この事態を受け、薬事法施行令が今年2月に改正、11月4日より施行されることになったのです。
今までおしゃれ用カラーコンタクトレンズを購入していた人は、その販売店が許可を取得しているかどうか確認して、正しい使い方の指導を受けて下さい。
本来は、眼科でレンズが使用できる状態かどうかの診察を受ける必要がありますが、おしゃれ目的では健康保険の対象にならず、自費となります。
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Q 糖尿病患者の新型インフルエンザ対策について教えて下さい。
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回答者
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◆内 科
たまい内科
糖尿病専門医
玉井 昌紀院長
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A 糖尿病の方がインフルエンザに感染すると重症化しやすいため、注意が必要です。重症化とは高齢者の2次感染(多くは肺炎)や小児の脳症を指しますが、基礎疾患がある場合には、その疾患が短時間に悪くなることを意味します。糖尿病が急に悪化し、血糖値が急激に上昇すると、意識障害や昏睡等の危険があります。
高熱、呼吸器症状(咽頭痛、鼻水、咳、痰)など、インフルエンザを疑う症状を認めた時は速やかに医療機関を受診し、インフルエンザと診断されれば抗インフルエンザ薬を内服します。同時に、糖尿病の方は高血糖による急性合併症を起こさないよう、体調の変化に十分に注意して下さい。
インフルエンザの対策には、手洗い励行、マスク着用は欠かせませんが、ワクチンの接種も重要です。特に、糖尿病の罹病期間が長くインスリン注射をしている方や合併症を持っている方は、ワクチンの接種をお勧めします。
なお、糖尿病発病早期から十分に血糖を管理していると、インフルエンザの罹患リスクは、健康な人とそれほど差がないと言われています。日頃からきっちりと血糖コントロールすることが、インフルエンザ対策にも重要となります。 |
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Q 粘血便と下痢が続いたところ、潰瘍性大腸炎と診断されました。
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回答者
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◆大腸肛門外科・消化器外科
福外科病院
大腸肛門病専門医
消化器内視鏡専門医
福 昭人副院長
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A 潰瘍性大腸炎とは炎症性腸疾患の一種で、わが国で約10万人の患者が報告されています。遺伝的素因に食事、感染症、腸内細菌などの環境因子が関与して、大腸の免疫異常反応が起こり、大腸とくに直腸に潰瘍を形成します。
潰瘍性大腸炎の疫学調査によると、罹患して3〜7年間で25%は寛解を保ちますが、18%は慢性的症状が持続し、57%は再燃を繰り返しています。10年以上の罹患で大腸がん合併の危険度が高くなるため、早期発見には大腸内視鏡検査が有用です。
治療は内科的治療として、5アミノサリチル酸製剤や副腎皮質ホルモン(ステロイド薬)の内服、注腸剤が一般的です。難治例には免疫調整剤として、(1)チオプリン類(2)シクロスポリン (3)タクロリムスがありますが、薬物の血液濃度を定期的に測定して、副作用が起こらないよう厳重に注意する必要があります。さらに、白血球除去療法は、薬物が体内へ入らないという点で画期的な治療法で、有効率は60〜70%程度といわれています。
近い将来、抗TNF抗体療法が保険承認される見通しです。外科的治療の適応は多量出血や大腸穿孔例で、大腸全摘となります。 |
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Q 脊椎すべり症と診断されました。どういう病気でしょうか?
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A 脊椎すべり症は、腰椎に多く見られる疾患で、脊椎(背骨)が前後にずれている状態を言います。脊椎は正常であればきれいに並んでいるものですが、脊椎すべり症になると、様々な原因から脊椎の安定が悪くなったり椎間板が変性したりして、前後の脊椎のならびに凹凸ができてしまいます。
症状には、長時間の立ち仕事や腰のひねり・曲げ伸ばしの際に腰痛があるほか、下肢の痛みやしびれ等の神経症状を訴える場合が多く、ひどくなると頻尿、残尿感、尿失禁等が起こり、日常生活に支障を来たすケースもあります。
診断には、問診や視触診・Ⅹ線検査・CT・MRI等を用います。
治療方法としては、自覚症状が腰痛のみであれば、コルセット装着や鎮痛剤(痛み止め)等による保存療法が行われ、安静にすることが第一となります。しかし、下肢の痛みや筋力低下などの神経症状や、日常生活が困難になるような症状が出ている場合には、脊椎固定術などの手術治療が必要となります。
いまはあまり痛みを感じなくても、少しでも気になる症状があれば、ご自身の体を把握するためにも、早めに脊椎専門医の診察を受けることをおすすめします。 |
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Q 脱腸があります。このままほうっておいても大丈夫ですか?
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A 足の付け根の弱くなったおなかの壁の部分に腸や脂肪など、おなかの中の臓器が飛び出てきてふくらんだ状態をそけいヘルニア(脱腸)と呼びます。
ふくらんだ部分を手で押さえると「くちゅくちゅ」と小さな音をたてながら戻る場合には、腸が入り込んでいる可能性があります。そのままにしておくと少しずつ少しずつ大きくなってきます。50年来放置していたために、20㎝くらいの大きさになった例もあります。症状のない方もいますが、飛び出てくると違和感や腹痛を感じる方も多いようです。
昔からある脱腸帯(だっちょうたい)という、飛び出てくる部分を押さえるバンドが市販されていますが、装着時に症状を一時的に和らげるだけで、根本的に治ることはありません。
脱腸の部分が2倍にも3倍にも大きくふくらんで、硬くなり、戻らない症状を「嵌頓(かんとん)」とよびます。その場合は、外科医による緊急の処置や手術が必要です。
医学の進歩により、脱腸の手術も軽い麻酔で眠っている間に行い、術後の痛みが少ない日帰り手術で治せるようになってきました。症状がひどくなって日常生活に支障が出る前に、専門医の治療を受けられることをお勧めします。 |
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Q 嚥下障害の症状について教えて下さい。日常気をつけることは?
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回答者
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◆リハビリテーション科
貴志川紀和病院
大高 明夫先生
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A 脳卒中や病気、老化現象などでうまく食べ物を飲み込めなくなる状態を「嚥下障害」と呼びます。具体的には、
◦飲み込む時、のどに違和感がある
◦口から食べ物がこぼれる
◦口の中に食べ物が残る、等が主な症状です。
嚥下障害は、食べ物が食道ではなく、気管に入り込む「誤嚥」を引き起こしたりもします。物を飲み込んだあと声がかすれたり、咳がひんぱんに出たりしたら、誤嚥が疑われます。さらに微熱が続くようであれば、誤嚥性肺炎が考えられます。こうなると命に関わるため、高齢者や寝たきりの方などは注意が必要です。
次に、日常生活で気をつける点を紹介します。
まず、口の中を清潔に保ちましょう。口の中が不衛生だと、誤嚥した時に細菌が一緒に体内に入り、肺炎が重症化するおそれがあります。丁寧な歯磨き、舌のケア、入れ歯の手入れを日頃から心がけておきたいものです。
食べ物にも工夫が必要です。刻んだ食材にあんをかけたり、汁物にとろみをつけるとスムーズに食事ができます。食べる際は、前屈みでしっかり顎を引く姿勢を保てば、飲み込みやすくなります。 |
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Q 声帯ポリープの手術を受けます。日帰り手術は可能ですか?
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A 声帯ポリープの日帰り手術は可能です。
声帯ポリープとは、声を出す声帯という器官に、小さなイボができた状態を指します。原因は、声の使いすぎや、喫煙が考えられます。手術でポリープを切除するのが、もっとも早く治る方法です。
声帯ポリープの手術は、ラリンゴマイクロサージェリーと言われます。全身麻酔をした後で、「直達鏡」というのどを見る筒のような機器を挿入し固定します。その上で、手術用顕微鏡で声帯を観察し、専用の微細な鉗子でポリープを切除します。この手術は、外科的侵襲が少なく、患者さんの身体的負担が比較的軽い方法ですので、最近では、日帰り手術を行っている病院もあります。
ただ、日帰り手術にしても入院手術にしても、声を出すところを傷つけますので、術後約5日間は沈黙していただきます。入院は、このために行います。日帰りの場合には、家でじっと黙っていなければならず、家族の協力が欠かせません。仕事はこの間、休暇を取って下さい。
また、ポリープ様声帯といって、声帯全体が水ぶくれになったものや、がんの疑いのあるものは、日帰り手術ではなく、大病院で入院手術が必要です。まずは専門医にご相談下さい。
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Q はめていることが分からない入れ歯ってありますか?
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回答者
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◆歯科・口腔外科
ふぁみりー歯科
クリニック
片山 稔浩院長
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A 従来の入れ歯は金属バネが目立ち、会話をするとすぐに装着していることが相手に分かります。見た目の問題から抵抗のある方もいらっしゃるようです。しかし最近では、金属バネのない入れ歯が登場し、話題を集めています。
これは金属バネの代わりに半透明のポリカーボネート樹脂やナイロン系の素材を用いた入れ歯で、歯の表面に金属が見えないため入れ歯と分かりにくく、笑顔に自信が持てます。軽くて薄い仕上がりにより、装着感も良好。弾力性の高い素材のため、破折に強く、金属アレルギーの心配もありません。残った歯を痛めにくい点も評価できます。
しかし、欠点もあります。保険が適用されず、自費診療となるので多額の費用がかかります(一本約10万円〜が目安)。耐久性に乏しく、平均2、3年で劣化してしまいます。また、バネの補修など、一般的に修理に時間がかかり、困難であるといえます。
入れ歯にはさまざまな種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。審美性や機能性、費用面などをトータルで考え、ご自身の希望に沿った入れ歯を選ぶことをおすすめします。まずはかかりつけの歯科医院でよくご相談下さい。 |
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問い合わせ電話番号
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| 吉村眼科 |
073-432-0314 |
| たまい内科 |
073-446-0021 |
| 福外科病院 |
073-445-3101 |
| 古梅記念病院 |
073-431-0351 |
| 楽健康友の会 |
073-433-5000 |
| 貴志川紀和病院 |
0736-64-0061 |
| 木下耳鼻いんこう科 |
073-402-3387 |
| ふぁみりー歯科クリニック |
073-454-2332 |
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※ニュース和歌山本紙での、次回掲載は2009年12月12日土曜日の予定です。お楽しみに!
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