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2010年7月17日号より
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Q 肛門の周囲が腫れて痛んだあと膿が出て、楽になりましたが…
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回答者
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◆大腸肛門外科・
消化器外科
福外科病院
大腸肛門病専門医
消化器内視鏡専門医
福 昭人副院長
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A ご質問の症状は、直腸肛門の感染症です。
抵抗力が低下していると、直腸と肛門の境にある肛門小窩(しょうか)から細菌が侵入し、肛門括約筋間にある肛門腺に感染を引き起こし、膿のかたまりを作ります。その膿があらゆる部位に広がり、炎症が波及した症状を「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」といいます。ひどく痛むのが特徴で、時には発熱も見られます。
さらに、この膿瘍が破裂して、直腸や肛門とつながった難治性の管ができてしまった状態を「痔瘻(じろう)」といいます。
肛門周囲膿瘍は、膿がたまっている時は強く痛みますが、膿が出てしまうと楽になるので、治ったと誤解しがちです。多くの場合再発します。よって、一刻も早く専門医を受診して切開排膿などの処置をしないと、重症感染症となることがあります。
一方、痔瘻は、膿により下着を汚したり、出口がふさがって痛みが出たりするため、早めの手術がおすすめです。根治するには手術しかなく、最近では、肛門機能を損なわないよう「括約筋温存手術」が行われます。
いずれの場合にせよ、大腸肛門専門医に相談することが大切です。
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Q 水イボを取ろうとすると、子どもが痛がって泣き叫びます。
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A プールの季節になると、外来には水イボの子どもさんがたくさん来院します。
水イボはウイルスの病気で、人から人へ伝染します。タオルやビート板、浮き輪を介して伝染することもあります。自然に治るので放置してもいいのですが、そのままにしておくと数えきれないくらいの水イボが出現する場合もあるので、数が少ないうちに除去するのが望ましいでしょう。
確実な治療法は、ピンセットで水イボをはさんで取る方法です。しかし、これが非常に痛い。そのため、現在では、さまざまな痛みの少ない治療法が工夫されています。例えば、麻酔のテープを貼ってから除去する、化学薬品や液体窒素で軽く水イボを腐食させる、ビタミンD3軟膏を塗布する、ヨクイニンを服用するなどです。それぞれ一長一短がありますので、専門医と相談してください。
家庭でできる方法としては、ウオノメ取りのスピール膏を1㎜四方に小さく切って水イボの頂点に貼り付け、その上から絆創膏でずれないように密封する方法があります。ただし、数が多いとなかなか難しいですね。
もちろん、大切なのは予防です。水泳後に十分シャワーを浴びるよう心がけましょう。 |
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Q 脱腸と診断されましたが、手術が痛いのではないかと心配です。
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A 脱腸は、足の付け根の弱くなったおなかの壁の穴状の部分に腸や脂肪など、おなかの中の臓器が飛び出てくる病気で、「そけいヘルニア」と呼ばれます。痛みなどの症状が無いために10数年来、「脱腸帯」と呼ばれるバンドをつけておられる方もいらっしゃいます。
手術は、脱腸の原因となる穴にふたをする方法で治療します。従来の手術の麻酔は、背中から脊椎に注射をうつ下半身麻酔が主流でした。しかし、この麻酔では、男性は一時的におしっこが出なくなることが度々あり、その際は、尿道に管を入れる必要があります。また、頻度は少ないですが、1週間ほど続く頭痛が起こることがあり、この場合は入院による治療がのぞまれます。
全国の脱腸の治療を専門とする施設では、眠るお薬と痛みをとるお薬を使用する麻酔による手術が広まっております。手術は、眠っている間に受けられるためストレスが軽減されます。手術後は、早く目覚め、痛み止めが長く効いているため、手術台から歩いて移動ができます。手術後に尿道の管を入れることもありません。このため手術は、ずいぶんと楽になりました。ご質問で「痛いのでは?」と心配されているようですが、どうぞご安心下さい。 |
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Q 左腕が重くしびれます。CTやMRIで異常なしといわれました。
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回答者
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◆循環器内科
みなかた
クリニック
南方 常夫院長
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A なかなか難しい訴えです。
まず、脳CT検査やMRI検査で異常がないと診断され、脳血管障害や神経変性疾患が除外され、次に、整形外科の分野より、頸椎の異常や胸郭出口症候群が否定され、さらに膠原病、リウマチ性多発筋痛症などが除外された場合、まだ十分に理解されていない病気ですが、「反射性交感神経ジストロフィー(RSD)」という病気が考えられます。
これは、本人が気付かないような外傷や使い痛み、手術などを契機に自律神経の緊張が高まり、患肢にしびれや知覚異常を生じる病気です。診断には、皮膚温度や疼痛域値を測定することで、ある程度推測可能です。「服を脱ぐ際に、静電気で腕全体に痛みを感じる」などは知覚過敏の可能性があり、症状が進めば、筋萎縮や関節の拘縮を生ずることもあります。
ただし、同様の疼痛症状や身体、神経症状を呈する「線維筋痛症」という病気もあります。
しかし、反射性交感神経ジストロフィーも線維筋痛症も、残念ながら治療法が確立していない部分があります。脳外科や整形外科、神経科で「異常なし」と言われても症状が改善しない方は、一度、ご相談ください。 |
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問い合わせ電話番号
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| 福外科病院 |
073-445-3101 |
| 上出皮フクリニック |
073-402-2200 |
| 楽健康友の会 |
073-455-0709 |
| みなかたクリニック |
073-445-1147 |
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※ニュース和歌山本紙での、次回掲載は2010年8月21日土曜日の予定です。お楽しみに!
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