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画=西村中和、彩色=わかやま絵本の会・芝田浩子 |
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にぎわう城下の台所 (28)西店魚市 |
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| 西ノ店(にしのたな)は、和歌山城東部の広瀬にあった東ノ店が、内町に移転してきて西ノ店になったといわれます。ここでは毎日魚市が開かれ、東隣の万町では野菜や果物の市が立ちました。 本町通りを挟んだ東側のぶらくり丁は、文政13年(1830)の大火後、古着などの商品を店先にぶらくって(吊り下げて)販売したことから、その名がついたといわれます。これらの商店街は大手筋(本町通り)から西・東に入った横町で、道幅は約4メートルしかありませんでしたが、多くの人で賑わいました。 上の絵は西ノ店の卸売市場ですが、商人だけでなく武士、僧侶、巡礼、女性らも通行しています。市場には右端に2人がかりで担ぐマグロをはじめ、タイ、ウナギや様々な青魚がみえます。ふり売り商人は、ここで魚を仕入れ両カゴいっぱいに詰め込んでいます。左端では、魚をくわえた犬を追いかける人の背後で、子犬がカゴの魚をうかがっています。約200年前の城下町のいぶきが伝わってくるようです。(和歌山市立博物館主任学芸員額田雅裕) |
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