11時間かけて和歌山へ
アメリカビーバーの「あんずちゃん」が7月16日、和歌山城公園動物園の新しい仲間に加わりました。
あんずちゃんは茨城県から車で約11時間かけて、和歌山にやってきました。道中はストレスがかからないように、おやつやかじり木などを与え、発散してもらいました。ほぼ半日という長旅でしたので、付き添いのスタッフも気が気ではありません。ケガが無いように、暑くはないか、エアコンがききすぎていないか、細やかに心を配りました。途中、何回も眠くなってしまうのをなんとか我慢して、あんずちゃんの様子を見守りながら和歌山に到着しました。
しかし、無事に着いたからといってそれで終わりではなく、「検疫」が必要です。検疫とは、新しく入ってきた子が病気を持っていた場合、他の子に感染するのを防ぐため、一定期間隔離して健康状態を観察・検査を行う期間のことです。あんずちゃんはしばらくの間、1頭で飼育する予定なので、検疫中も1頭でした。ゆくゆくはパートナーができるといいですね。
ビーバーは夜行性のため、日中は寝ていることが多いです。丸くなって寝ている姿、平べったくなって寝ている姿、どんな寝方をしていてもかわいいです。動いている姿を見たい場合は、夕方がねらい目です。泳いでいる姿、毛づくろい中の姿、ご飯を食べている姿などが見られるかも!? ご飯はサツマイモが大好きのようで、両手で持って食べる姿はとてもかわいいです。「見られたらラッキー!」と期待しながら足を運んでください。
(ニュース和歌山/2025年8月23日更新)




























