毎月1回、防災訓練に取り組む海南市井田のくるみ保育園が5月15日、津波を想定した避難訓練を行い、0~5歳の園児128人が約1㌔先の高台にあるドライビング・スクールかいなんへ向かった。

 この日、地震を知らせる放送が流れると、子どもたちは素早くヘルメットをかぶり園庭へ。2人1組で手をつなぎ、海南警察署員の誘導で避難した(写真)。

 新型コロナの流行で避難訓練は3年ぶり。上野喜代子園長は、「話を聞くだけでは頭に残りにくいですが、体験することでしっかりと身につき、忘れないと思います」と見守っていた。

 訓練後、年長児は自動車学校が開催する交通安全教室に参加し、校内の横断歩道で、正しい渡り方を練習。急停止する車を間近で見たり、バスの死角に入ったりして、身近な危険について学んだ。

(ニュース和歌山/2023年5月27日更新)