当日の様子伝える展示

 大阪・関西万博和歌山ゾーンで5月11日㊐に行われたPRイベントの様子を資料や写真で伝える「『熊野古道』万博へ行ってきた展」が、和歌山市西高松の県立図書館1階エントランスホールで開かれている。

 万博会場では、ニュース和歌山連載『熊野古道の風景』(2023年1月〜24年11月)で紀伊国名所図会を彩色した芝田浩子さんの絵と、古道写真家・大上敬史さんが撮影した写真を並べて今昔を見比べる企画や、同連載を執筆した関西大学非常勤講師・額田雅裕さんらが後鳥羽上皇などに扮し、トークショーを行った。また、みかんクレヨンを使った紀伊国名所図会の塗り絵体験会は子どもから大人まで好評で、多くの人が記念に持ち帰った。約2500人の来場者で賑わった。

 額田さんは「大阪天満橋の八軒屋浜から熊野三山まで続く紀伊路について話しました。熱心に聞いてくれる人もいて、熊野古道の魅力を伝えられたと思う」と振り返っている。

 9月30日㊋まで。小野田さん(090・1585・0423、午後8時以降)。

写真=後鳥羽上皇に扮した額田さん(中央)らが紀伊国名所図会の彩色画を用いて解説した

(ニュース和歌山/2025年9月13日更新)