一般投票「みんなの賞」新設
県内の魅力ある建築とそれに携わった人々を表彰する「きのくに建築賞」に今年、一般の人の投票で決まる「きのくにみんなの賞」が新設された。主催する建築三団体まちづくり協議会は「建築文化を皆で育てる機会にしたい。ぜひ参加してください」と呼びかけている。
今年の第8回きのくに建築賞には県内外から26点の応募があり、建築史家の倉方俊輔さんや建築家の竹原義二さんらが書類や現地で選考。11月23日㊐午後1時〜4時45分、和歌山市吹上の県立近代美術館で公開審査を行い、各賞を決定する。
一方、きのくにみんなの賞は一般投票で選ばれる。すべての応募作品を11月17日㊊〜22日㊏まで、同市屏風丁の市民図書館2階イベントスペースにパネル展示。気に入った作品のQRコードを読み取り、票を投じる。23日には同美術館に並べられ、投票もできる。
実行委員長の山野公嗣さんは「人の心に感動を呼び起こすのがいい建築。そんな建築を作る土壌となるのが『みんなの賞』です。和歌山の建築に興味を持ち、一緒に盛り上げてもらえれば」と期待している。
公開審査は誰でも無料で観覧可。同協議会事務局(073・432・6539)。
(ニュース和歌山/2025年11月1日更新)


























