《回答者》
◆整形外科
貴志川リハビリテーション病院
手外科専門医・足の外科認定医
整形外科専門医
谷口 泰德 副院長
足の親指の付け根の関節が硬くなり、痛みが出る病気に強剛母趾があります。外反母趾と間違われることもありますが、強剛母趾は親指の外向きの変形は大きくなく、症状も異なります。また痛風による関節炎との鑑別も大切です。痛風のように赤く腫れることはありません。この病気の症状は親指の付け根の背側に痛みがあり、腫れて関節の上に硬い骨の隆起ができて靴を履くと痛みます。つま先立ちで痛みが強くなり、親指を反らせることができなくなります。原因は加齢による関節軟骨のすり減りや過度な運動などです。スポーツやダンスを長年されてきた人に多くみられます。捻挫などの外傷も原因になります。
レントゲン検査では関節の隙間が狭くなり、骨のトゲのような突起がみらます。治療は保存的治療と手術的治療があります。保存的治療では親指が圧迫されないように、先が広く底が硬い靴を履きます。ステロイド注射をすることもあります。保存治療で改善しない場合は手術が選択されます。初期であれば骨のトゲの突起を削ります。重症であれば関節を固定する手術を行います。治療の詳細は足の病気の専門医にご相談下さい。
(ニュース和歌山/2026年2月22日更新)



























