宮小4年 ふれあい給食

 地域で暮らす人を招き、日ごろの感謝を伝えるふれあい給食が11月8日、和歌山市秋月の宮小学校で開かれた。4年の下田穣一朗くんと井上剛輝くんは「一緒に食べた人から、昔はパンと牛乳とおかず1品だったと聞いて興味がわいた。今の給食はおいしいと言ってくれたのがうれしい」と声を弾ませた。

 4年生107人が回覧板を見て集まった高齢者、未就学児がいる家族ら10人と、紀州梅どりの梅酢揚げや野菜のゴマドレッシングあえを味わった。参加した和泉谷美代子さん(74)は登下校の見守り隊の一員で、「スーパーで会うと声をかけてくれる子もいます。1人暮らしなので、いつも元気をもらっています」と目を細めた。

 この後、児童が北原白秋の『お祭り』を群読。山本素那さんと筋原奈緒子さんは「感謝の気持ちを込めて力いっぱい声を出しました。これからも見守ってほしい」と笑顔を見せた。

(ニュース和歌山/2019年11月23日更新)