「認知症の解決にかけた天才医学博士西本征央(いくお)氏の生涯」と題した講座が25日㊏午後1時半、和歌山市手平のビッグ愛9階で開かれる。主催は笑いを通して社会福祉に貢献するボランティア団体「わかやま楽落会」。

 西本氏は1956年、和歌山市生まれ。東京大学、ハーバード大学を経て、慶応大学医学部教授に。2001年、認知症を引き起こすとされる物質、ヒューマニンを発見した。研究だけでなく、医学者の育成にも尽力したが、03年、47歳で亡くなった。

 講座では西本氏の教え子で、がん研究会がん研究所病理部の千葉知宏さんが西本氏の研究について解説。また、「西本博士からのバトン」をテーマに、千葉さんと和歌山信愛大学の森下順子准教授がトークする。このほか、わかやま楽落会メンバーが西本氏を題材にした創作落語を披露する。

 無料。Zoomでの受講も可。希望者は氏名、電話番号、会場参加かオンライン参加かを書き、メール(nope930@gmail.com)する。いずれも先着30人。楽落会(090・9864・1344)。

(ニュース和歌山/2021年12月11日更新)