《回答者》
循環器内科
みなかたクリニック
南方 常夫院長 

 

 今回のオミクロン株は拡大スピードが早く、感染者が急増しています。

 3回目接種においてファイザー、モデルナともオミクロン株への抗体量が25〜37倍と大幅に増加することが強調されており、副反応はやや強いものの、2回目と同程度と考えられています。3回目接種後のブレイクスルー感染も認められていますが、軽症例が多いようです。しかし、重症化が少ないといわれるオミクロン株も、感染者数が増えるとやはり重症患者が増えてきます。また、昨年末から新しい経口抗ウイルス薬(モルヌピラビル)が使用可能になりましたが、まだ一般には流通していません。

 新型コロナ感染症の急性期症状が治まった後、長期にわたって後遺症に悩まされている患者の多くに、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)や呼吸器障害などが生じていることが明らかになりました。脳、肺、腎などの複数の臓器にダメージが残ることが懸念されます。

 政府のコロナ対策分科会でもファイザー/モデルナにかかわらず、「できるだけ早く追加接種をしてほしい」と呼びかけています。お手元に接種券が届いたら、主治医とよくご相談ください。

(ニュース和歌山/2022年1月23日更新)