のんびり屋の〝恐竜〟
本日ご紹介するのは、新しく仲間入りしたフトアゴヒゲトカゲです! 名前は「サボテン」といいます。のんびり屋さんで、小松菜とニンジンが好きですが、温浴は少し苦手。ハンドリングや撫でられるのは慣れっこです。性別は分かっていません。
フトアゴヒゲトカゲは温和な性格で懐きやすく、ペットとしてとても人気があります。最近、SNSでも見かけることが多いですよね。見た目はギザギザとして、長いしっぽと大きな口はさながら恐竜のよう。このしっぽは興奮したり警戒する時に反らして、感情を表す役目も果たします。体にあるトゲは見た目に反して柔らかく「ふにっ」としています。指は前後左右5本あり、後ろ足の真ん中2本が長いです。片腕を後ろから前へ大きくゆっくりと回すような動きがあり「アームウェービング」と呼ばれています。メスの個体がこの行動をし、他個体への挨拶、求愛等様々な意味を持っています。手をあげて挨拶したりするなんて、まるで人間みたいですね。
フトアゴヒゲトカゲは森林から砂漠にかけて生息し、昼行性で半樹上性です。雑食性で昆虫や小松菜などの葉野菜やニンジン、リンゴ、バナナ等も好んで食べます。寿命は約10年、体長は約45〜60㌢、体重は約280〜510㌘です。
さて当園のサボテンは、8月に行われた「は虫類と鳥類の撮影会」にてイベントデビューを果たしました。レオパードゲッコーやボールパイソンもいる中、大きくてひと際目立つ存在なのでお客様から大人気でした。小動物のふれあいが再開した際にはサボテンとも触れ合えるので、楽しみにしていてください!
(ニュース和歌山/2025年11月8日更新)




























