《回答者》
◆眼 科
𠮷村眼科
𠮷村 利規院長
人間ドックでは高血圧、糖尿病による網膜血管の異常を調べるために無散瞳で眼底カメラの撮影が行われます。その読影により、網膜血管だけでなく、視神経乳頭や黄斑部に精密検査を必要とする病変があるかどうか判定します。
「視神経乳頭陥凹拡大」は緑内障のことで、日本の失明原因の第一位です。緑内障は、高眼圧または視神経乳頭の異常(乳頭陥凹の拡大)として見つかります。徐々に視野が狭くなりますが、自覚症状に乏しく、気づいたときには末期になっていることが多いです。一方で、早期発見による治療で失明を免れ、眼の健康を維持できます。治療は基本的には点眼治療で、予防的にサプリメントの服用を勧めることがあります。
毎年3月上旬の一週間は、緑内障の啓発を目的とした「世界緑内障週間」です。日本ではライトアップinグリーン運動が行われ、和歌山でも3月8日㊐〜14日㊏まで、ビッグホエールが緑色に染まる予定です。
眼科領域では「加齢に伴って眼が衰えてきたうえに、様々な外的ストレスが加わることによって眼の機能が低下した状態」をアイフレイルといいます。目が疲れやすくなった、見えにくくなったと感じたら、眼科専門医にご相談ください。
(ニュース和歌山/2026年2月21日更新)


























