和歌山電鐵貴志川線貴志駅の二代目駅長を務めた三毛猫のニタマが11月20日、死んだ。推定15歳で、人間では75歳ほどにあたる。
2012年1月、伊太祈曽駅駅長兼貴志駅駅長代行に就任。
初代たま駅長亡き後、二代目貴志駅駅長に就任した。長い毛並みと整った顔立ちの〝美猫〟として人気を集め、21年には国内をはじめインバウンド客の増加に貢献した功績により、たま駅長に続き県勲功爵(わかやまでナイト)の称号が贈られた。14駅の総駅長にあたる執行役員ウルトラ駅長、社長代理なども歴任した。
10月下旬から食欲が落ち、2日ほど前から昏睡状態に。最後に「ニャー」と鳴いて息を引き取った。同電鐵の小嶋光信社長は「日々の働きぶりは本当に健気で、喜びと誇りを与えてくれた。天国でたま駅長と寄り添いながら、これからの和歌山電鐵を見守ってほしい」とコメントした。
同社は12月13日㊏午後0時半〜、貴志駅で社葬を行う。
(ニュース和歌山/2025年12月6日更新)


























