まちなかの専用駐輪場で自転車を借りた後、目的地付近の駐輪場に返却できるシェアサイクルが3月28日(水)、和歌山市で始まる。取り組むのは、世界21ヵ国250都市で、1000万台を展開する中国のofo(オフォ)で、国内初進出。同社を誘致し、PRで協力する市政策調整課は「市民の日常生活や仕事の際の移動を円滑にするほか、点在する観光名所を自転車で回ってもらいたい」と期待を寄せる。

 和歌山市には、わかちか広場と和歌山城で借り、借りた場所に返すレンタサイクルはあるが、シェアサイクルは別の駐輪場で返却してもよいのが特徴。利用には専用のスマートフォンアプリが必要で、利用したい駐輪場に行き、自転車のQRコードを読み取ると解錠できる(写真)。料金は時間制で、クレジットカードなどで電子決済する。

 駐輪場は和歌山城や和歌の浦など観光地のほか、主要駅やバス停、公共・商業施設と、市内数十ヵ所に設ける。

(ニュース和歌山/2018年3月28日更新)