音楽ユニット「ヤブシン」として和歌山県内で活動する由良町出身のシンガーソングライター、藪下将人さんと、兵庫県三田市出身のマンドリン奏者、藍田真一さんが10月にそれぞれアルバムをリリースした。

 元々、ソロ活動をしていた2人は2011年にヤブシンを結成。今回、ソロで作りためてきた曲やヤブシンの曲を盛り込み発表した。

 藪下さんの『藪下将人2』は、09年に河島英五音楽賞最優秀作品に選ばれた『がんばれ故郷』はじめ、和歌山市内の中華料理店で人気の麻婆豆腐を歌った『ピリ辛女』、紀州よさこい祭りの新総踊り曲として作った『アガラ』など14曲を収録した。「幅のある音楽を楽しんでほしい」と藪下さん。2160円。LURUミュージック(073・457・1011)。

 一方、藍田さんの『エイトストリングス』は、大切な人への愛情を込めた『世界遺産』、障害がある紀南在住のファンが6年前から季節ごとに送ってくれる絵手紙を題材にした『あなたからの絵手紙』など、フォークや歌謡曲の曲調を中心とした13曲。「哀愁漂うマンドリンの音色が映える曲を選びました」と笑顔を見せる。2700円。12月1日(土)午後2時、海南市多田の一灯舎で発売記念ライブ。詳細は藍田さんHP

写真=故郷への愛を歌う藪下さん、同下=マンドリンで曲を届ける藍田さん

(ニュース和歌山/2018年11月14日更新)