高齢者、乳幼児持つ母親ら支援

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 買い物に出かけるのが困難な高齢者らの自宅前まで商品を届ける移動スーパー「とくし丸」を、スーパーマーケット、サンキョー楠見店が2月19日(木)に始める。石原秀夫副社長は「今まで支え、育ててくれた地域の方に恩返ししたい。自宅で商品を選ぶ楽しみを味わってほしい」と呼びかけている。

 同社は1974年創業で現在、和歌山市に楠見店、北島店、紀の川市に打田店を構える。移動スーパーは軽トラックに肉、魚、野菜などの生鮮品、総菜、調味料、日用品など約300種を積み込み、高齢者宅などを1軒1軒回って玄関先で販売する。全国で事業展開する移動スーパー「とくし丸」(徳島市)とフランチャイズ契約を結び、ノウハウを得、商品の提供や利用者の開拓をサンキョーが進める。

 楠見店から200㍍離れた場所に住む高齢者でも「米や水など重い物を持って帰れない」と訴えがあり、運転免許を持たなくなり、買い物に出るのが難しくなった常連客からは「ヘルパーさんに頼らず、好きなものを自分の目で選びたい」との声が多かった。これを受け、「地域が抱える問題を解決したい」ととくし丸の運用を決めた。

 1月中旬に楠見、六十谷地区、鳴滝団地で移動販売開始を告知したところ、120軒が利用を希望。70代以上の高齢者が中心だが、乳幼児がいて外出できない主婦、障害があり買い物に出かけられない利用者もいた。

 各家庭を週2回訪れる予定で、石原副社長は「お客様の好みに合った品を事前に察知し提供できる、買い物コンシェルジュのようになれれば。地域を巡回することで、見守りの役目も果たしたい」と笑顔を見せる。

 サンキョー(073・455・7766)。

写真=「とくし丸」が自宅まで出向く

(ニュース和歌山2015年2月14日号掲載)