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 和歌山市出身の音楽家、西島麻子さんが主宰する音空間プロジェクトは恒例の企画公演「音楽とおはなしで綴(つづ)る〝おとくうかん〟」を11月9日(月)午後7時、同市手平のビッグ愛1階で開く。今回は低い音域を担当する弦楽器、チェロとコントラバスにスポットを当てる。西島さんは「抱きかかえるように奏でるチェロ、大人の背丈より大きいコントラバス。それぞれの魅力と紡ぎ出される音楽の奥深さをお伝えできれば」と話している。

 音空間プロジェクトは、西島さんが東京藝術大学在学中の1991年に立ち上げた。ピアノ演奏と解説、企画を担当する西島さん以外は毎回異なる音楽家を迎え、演奏会を開いている。

 今回のテーマは「心ゆさぶる響き─低弦楽器の魅力」で、ゲストは日本センチュリー交響楽団副首席チェロ奏者の高橋宏明さんと群馬交響楽団首席コントラバス奏者の山崎実さん。3人でカサド『親愛なる言葉』、ドヴォルザーク『ロンド』、ヤナーチェク『おとぎ話』などを送る。

 3000円、小中高生2000円。希望者は直接会場へ。同プロジェクト(okpro@zak.att.ne.jp)。

 写真=左から西島さん、高橋さん、山崎さん

(ニュース和歌山2015年10月24日号掲載)