市民会館から地元文化発信

 

 小学生がイベントの企画や運営を担うプロデューサーになり、同年代の子どもに和歌山の文化を伝える正月イベントが1月14日(土)午後1時半、和歌山市民会館で開かれる。メンバーの一人、川永小3年の松尾圭登くんは「和歌山城で写真を撮って回りました。みんなが知らない和歌山のことを教えてあげたい」と張り切っている。

キッズプロューサー_dc 地元の歴史や伝統文化を学ぶ同館のワークショップ「カルチャー★キッズ探偵団」受講生の取り組み。小2~6年16人がプロデューサーとして10月から企画会議を重ね、それぞれが和歌山の特産品や風習、名所、偉人などを取材し、アイデアを練る。

 当日は「みんな、いこらよ!和歌山のひみつ」と題し、調べた内容を盛り込んだ大型かるたやクイズ、福笑いといったゲームで和歌山を紹介する。本番に向け、出し物に使う小物づくりや広報活動に励む。

 和歌山大学附属小4年の井谷大貴くんは「よく見かける餅まきについて、何のためにするのか神社の宮司さんに聞きました。和歌山発祥だと思っていたけど違ったのに驚いた」と笑顔。

 指導するワークショップ専門企画みんなの木の岡本伸子代表は「どうやったら喜んでもらえるかを考え、アイデアをふくらませました。大人も楽しめるイベントです」と話す。

 小学生以上対象で300円。先着70人。希望者は同館(073・432・1212)。

(2016年12月10日号掲載)