12月7日まで 紀伊風土記の丘で特別展

 和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘は12月7日㊐まで、休館記念秋期特別展「遥かなる古墳時代の海へ」を開催している。

 1500年前の古墳時代を中心とした紀伊半島と海をめぐる交流に焦点を当てた催し。多彩な展示物を通して船と航路、墓と副葬品、海の暮らしなどを紹介する。見どころは、巣山古墳出土の葬送船を復元した長さ4.3㍍の大型船=写真や、紀伊半島から海でつながる瀬戸内海、朝鮮半島の祭祀遺物など。田辺市と神奈川県三浦市で発見された大きさや形、素材などがほぼ同一の釣針からは、海を介した交流が伺える。

 学芸員による解説は11月30日㊐午後1時半〜3時。先着30人。同丘HPから申し込む。

 一般400円、大学生240円、高校生以下無料。月曜休館だが祝日の場合開館、翌平日休み。同丘(073・471・6123)。

資料館 今年度末で休館

 同丘は資料館を今年度末で休館し、2028年度に県立考古民俗博物館(仮称)を開館するにあたり、①同丘にまつわる思い出やエピソード②これからの同丘でやってみたいことを各200字以内で募っている。一部を冬期特別展「紀伊風土記の丘のあゆみ」で公開予定。同丘Hpで応募受付。11月30日締め切り。

(ニュース和歌山/2025年11月22日更新)