早稲田大学院生らが出張授業
和歌山市冬野の智辯学園和歌山小学校で11月6日㊍、出張授業「お金の流れと社会のつながり」が行われ、6年生児童が株式会社の仕組みについて学んだ。
自分たちで会社を立ち上げ、新商品のお菓子を企画。皆の前でプレゼンテーションし、商品化するためのお金を募る。講師は、プログラムを考えた早稲田大学大学院の院生とみずほ証券の社員が担当した。
児童たちはグループに分かれ、ターゲットはどの世代か、受け入れられるにはどのような特徴が必要かなど、積極的に意見を出し合ってお菓子を考案。代表者が、企画書の内容を解説しながら「私たちの会社に投資してください!」と元気よくアピールした。最後に、それぞれが手にしたお金券を、気に入った商品を販売する会社へ渡し、株券と交換した。
尾鼻遼太朗さんは「実際に株式会社を体験して、お金を稼ぐことがいかに大変か知りました。きょうの勉強は、将来の自分の生活を豊かにするために生かしたいです」と振り返った。
同証券金融経済教育推進室の浜崎祐一郎さんは「協力して商品を考えるグループ活動を重視しました。社会に出るといろんな失敗や意見の不一致があるが、諦めず工夫して作り上げる大切さを学んでほしい」と語った。
(ニュース和歌山/2025年12月6日更新)


























