信愛短大が給食レシピ考案
和歌山市相坂の和歌山信愛短期大学が鯨肉を使用した学校給食の新メニューを開発。2月18日㊌、試食会が行われた。鯨肉を郷土文化として次代につなぐため、子どもたちが親しみやすい現代風の味に仕立てている。
鯨肉の献立は竜田揚げに偏りがちで、太地町の加工現場で生じる端材(ミンチ肉)の利用も滞っている。こうした現状を課題視した県学校給食会が、行政・産業・教育・金融が参画するわかやま地域連携推進プラットフォームに活用策を依頼。構成会員の同短大が応じ、考案した。
西出充德同短大教授は、特有の臭みやパサつきを抑えるため、調味料やスパイス、他の具材との配合を工夫。約5カ月の試作を経て、「鯨肉と筍のミートボール」「鯨肉コロッケ」など4品を完成させた。試食した同プラットフォーム会長の本山貢和歌山大学学長は「地元の価値ある資源であり、ぜひ子どもたちに味わってほしい。ふるさとに根差した食の経験は、将来きっと役に立つはず」と評価した。
「調理のしやすさやコストにも配慮しました。給食をきっかけに、少しずつ鯨の味に馴染んでもらえたら」と西出教授。布引の切干大根、山東の筍、田辺市のきくらげといった地元食材を用いたほか、従来捨てられている椎茸の軸も使い、地産地消とSDGsの視点を両立した。
レシピを受け取った同会では今後、各市町村の学校給食担当者らの会合を通して、小中学校での提供を促していく。
(ニュース和歌山/2026年4月4日更新)



























