和歌山市の佐竹幸さん アートの輪 動画に

 「コロナBYE BYE ♡平和な地球♡」「早くみんなで遊べますように」「いろんな国の人と友達になりたいな」──。動画に次々と映し出されるのは、子どもたちが描いた未来の地球。アートでコミュニケーションを図る活動「art home FURARI」に取り組む和歌山市の佐竹幸さんが5月15日、動画投稿サイトのユーチューブで公開した。

 動画制作のきっかけは、新型コロナウイルスの影響で臨時休校中の次男、小3の風楽(ふら)くんが口にした一言「コロナの終わった後の世界ってどんなんやろう?」だった。「先のことが分からない今の不安な世の中に、明るい未来を考える力を持つ子どもたちのエネルギーが必要と感じました」と佐竹さん。

 4月末、〝こんな未来になったらいいなぁの想いを集めた地球〟をテーマに絵を募集したところ、県内を中心に幼児から大学生まで85人から応募があった。

 「愛があふれる世界」と題してたくさんのハートマークを描いた子、「未来の地球はよいことがいっぱい」とし、「×温暖化、×森林伐採、×戦争、×貧困、×差別」、そして大きく「平和」と書いた子…。動画ではこれらを風楽くんが英語で歌う『We are the world』に乗せて紹介している。

 佐竹さんは「たくさんの思いが詰まった地球はキラキラしています。子どもたちのエネルギーが世界に広がり、ハッピーの連鎖となるよう、また、大人には改めてどんな未来を子どもに残していくかを考える機会になれば」と願っている。

 動画は「未来の地球アートの輪プロジェクト」で検索。

(ニュース和歌山/2020年5月30日更新)