毎日の生活から出るゴミ。車で集められ、どこに行くのでしょう? 和歌山市だと紀の川の河口近くにある青岸清掃センターに運んで燃やしたり、もう一度使えるよう工場に持って行ったりします。

 

パッカー車で

パッカー車という車でゴミを集め、青岸へ運びます。燃やせる一般ゴミのほか、ビンや缶、新聞や服などは、もう一度使えるようにするため工場に運びます。

一度ためる

一般ゴミは青岸エネルギーセンターのごみピットと呼ばれる場所にためてから、少しずつ燃やしていきます。

チェック

ゴミを燃やすときは高い温度にするため、事故が起きると大変。画面でチェックします。

電気を作る

燃やしたときに出る熱でタービンという機械を動かし、電気を作ります。センターで使う分のほかに、1万1000軒の家の電気ができます。燃やして終わりではなく、電気になることでみんなの役に立っているんですね。

    熱でタービンを動かし発電

 

きちんと分けて!

 和歌山市はもう一度使うため、ゴミをいくつかの種類に分け集めています。燃やせる一般ゴミのほか、ビン・ペットボトル・缶・紙・布などです。でも、ちゃんと分けないとうまく使えるようにできません。きちんと分けて捨てましょう。

 

 

 

使えるものが捨てられています

青岸清掃センターの宮本貴史技術主査

 燃やすゴミは、2006年の16万9600㌧が15年後の2021年には12万2000㌧と約7割になりました。和歌山市に住む人が少なくなったことが大きいですが、物を捨てずに使ったり、他の人に譲ったりすることが増えたのも理由です。まだ動くパソコンやテレビ、タンスなどがたくさん捨てられています。いらなくなっても、使ってくれる人を探してくださいね。

 

 

(ニュース和歌山/2023年5月13日更新)