30年前に家族で和歌浦へ行った際、撮影した1枚です。不老橋と呼ばれるアーチ型の石橋は、当時、和歌浦のシンボルになっていました。1851年、徳川家康を祀る紀州東照宮で開かれた和歌祭の際、紀州徳川家や東照宮の関係者が通る「お成り道」に架けられたそうです。橋の後方に名草山と紀三井寺が見られます。1991年に自動車が走れるあしべ橋が隣に完成しましたが、景観保全のための反対運動が新聞をにぎわせていたのを覚えています。(写真・文章=海南市 揚戸三郎さん)                

※第2、第4水曜号掲載

写真下=東隣にあしべ橋が架かった

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(ニュース和歌山2015年1月24日号掲載)