開幕までの練習試合でこれほど負けてシーズンに入るのは初めて。ただ、やっている僕らとしては手応えを感じており、「うまくはまれば面白くなるぞ」──。先月のこのコラムでこのように書きましたが、4月の試合を振り返ると…意外と言っては何ですが、良かったですね(笑)。試合を重ねる中で、少しずつコンビネーションが合う場面が増え、そして勝ちぐせがついてきたように思います。

 そんな中でも課題は感じています。一つ上のカテゴリー、JFL(日本フットボールリーグ)所属のマルヤス岡崎と対戦した天皇杯1回戦は、先制されながら一度は逆転し、後半終了間際に追いつかれ、延長の末に敗れました。

 結果だけ見れば接戦ですが、相手のプレッシャーにいつものボール回しができず、僕らが目指すサッカーとはかけ離れた内容でした。格上のチームとはいえ、もっと自分たちのスタイルのサッカーはできたと思うのですが、精神的な甘さでしょうか。

 天皇杯という真剣勝負の場でこうした貴重な経験を、シーズンが始まったばかりの4月にできたことは非常に大きかったと前向きにとらえています。大量点を奪っての勝利が続いている今だからこそ、細かい部分にまでこだわって選手同士で指摘し合い、まずはあすのリーグ戦に備えたいと思います!

写真=4月、7得点と攻撃陣を引っ張った澤野康介⑭

4月の公式戦結果

 ◎関西リーグ1部

  第1週 ○4─0 セントアンドリュース/第2週 ○6─2 ティアモ枚方

 ◎県サッカー選手権(天皇杯予選)決 勝 ○4─0 クラシックス

 ◎天皇杯全日本選手権1回戦 ●2─3 マルヤス岡崎

5月の関西リーグ1部予定(県内のみ)

 ◎第3週(vs レイジェンド滋賀) 日時/14日㊐午後1時 会場/サン・ナンタンランド(串本町)

 ◎第5週(vs 阪南大クラブ)   日時/28日㊐午後2時 会場/紀三井寺公園球技場

(ニュース和歌山より/2017年5月13日更新)