毎日こんなことしています

 今回は動物園スタッフの一日の仕事について紹介します。

 まず、動物たちの様子を見るため、園内を回ります。その後の朝礼で、昨日の動物たちの様子や治療内容、園内でのできごとを共有します。

 次に園舎内を掃除します。このとき、フンの状態や食べ残しが普段と変わりないかを確認します。さらに、動物を1匹ずつ観察し、ケガの有無や、具合が悪くないかをチェックします。少しでも違和感があれば獣医師に相談します。

   エサがなくなり次第終了します

 掃除の後はエサづくりです。小さい動物のために野菜をみじん切りにしたり、手に持って食べやすいようフルーツを細長く切ったりします。つくった後は紀州犬のふれあい体験会を行い、終わったら先ほどのエサを動物たちにやります。基本的にはすぐにエサを食べるのですが、寄って来なかったり、全然食べないときは体調が悪い可能性があるので、獣医師に診てもらいます。

 エサやりが一段落したらスタッフの昼休み。ご飯を食べて元気になったら再び園舎の掃除です。また、13時半から14時に、エサやり体験会をお手伝いします。1カップ100円で販売しています。

今回の担当:湯浅真波さん

 その後は各スタッフそれぞれ園舎内の改修やポスター作製、動物の爪切り、SNSの投稿などをします。夕方にもう一度エサをやって閉園。動物の様子を日誌に書いて終わります。

 仕事は大変ですが、動物たちの愛くるしい姿やお客様の笑顔を見ると、仕事への活力になります。動物園へ遊びに来てくださいね!

(ニュース和歌山/2025年3月8日更新)