和歌山市 コロナ第2波対策

 和歌山市は5月20日、車に乗ったままで新型コロナウイルスの検体を採取できるドライブスルー方式の検査センターを、同市吹上の保健所地下駐車場に設置した。松浦英夫所長は「15分で終わり、他の患者と接触する心配がないので負担が少ない。第2波に備え検査体制を充実させたい」と話す。

 医師から紹介された軽症者対象で予約制。㊊㊌㊎午後1時半~3時半で、1日8人まで受けられる。乗車したままの患者の体温や酸素飽和度を医師が測り、綿棒で鼻から検体を採取する。結果は次の日に分かる。これまで同市では帰国者・接触者外来と100ヵ所以上の医療機関で検体を採取していたが、医師の負担軽減をと市医師会が設置を要望した。

 また15日には、PCR検査より1時間半早い4時間半で結果が分かる新型機器を市衛生研究所に導入した。これまで1日40検体だった最大検査数が68検体に増えた。

(ニュース和歌山/2020年5月30日更新)