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 力餅のうどん、バラのカレーライス、サッドカフェのペペロンチーノ…。地元店のランチメニューを歌ったCD『和歌山de昼飯×喰会』が完成した。9月20日(日)の発売日には、参加アーティストのライブと、モチーフになった9店の味を楽しめるお披露目イベントが和歌山市本町のフォルテワジマ4階で開かれる。

 企画したのは地元ミュージシャンの音楽活動をサポートする「和歌山ライブの歩き方」の岩橋和廣編集局長。2005年からブログに書き続けたランチの記録をもとに、お気に入りのメニューを音楽にしたCDを作ろうと、アーティストに作曲を依頼した。

 ぶらくり丁の老舗うどん店「力餅」や、今年7月、同市狐島にオープンした中華料理店「蛍」など新旧、和洋中様々な14店を、ちょうあんDOG、横山恭治さん、宇和千夏さんら14組が歌った。アーティストが店に足を運び、お題のメニューを味わいながらイメージを膨らませた。

 シンガーソングライターの藪下将人さんは、詩仙(同市雑賀町)の麻婆豆腐を歌った『ピリ辛女』を製作。藪下さんは、「さわやかな山椒の辛さがきいた、一度食べたら忘れられない味。中華風アレンジの楽曲に、しびれるような女性をイメージした詞をのせました」と話す。

 岩橋さんは「ライブを聴きながら懐かしい味や新たなおいしさに出合ってほしい」とにっこり。  ライブは午前11時~午後2時、入場無料。会場で各店がワンコインランチを提供。CDは2000円。ミュージックマートほかで販売。同店(073・457・1011)。

写真=「曲を通じておいしさに出合って」と岩橋さん

(ニュース和歌山2015年9月19日号掲載)