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 靴の選び方や履き方を教える「わかやま足育推進プロジェクト」が11月8日(日)、和歌山市ぶらくり丁のみんなの学校で初の足育フェスタを開く。専門家が靴の履き方、巻き爪やタコの処理方法を伝えるほか、足の形と指の力を無料で測定する。事務局の森下和紀さんは「足は身体の健康の土台。成育途中の子どもからハイヒールを履く女性、転倒しやすい高齢者まで、自分の足を見つめる機会にして」と呼びかけている。

 同プロジェクトは、子育て支援に取り組むわたぼうしくらぶの森下さんが、足のトラブル分析を専門にする和歌山市のフットケア・トレーナー、五十嵐洋子さんと4月に立ち上げた。これまで、小学校や地域子育て支援拠点で講座を開催。足の指でグー・チョキ・パーの形を作る体操、手押し相撲で足のバランスを確かめるゲームを取り入れ、啓発に励む。

 フェスタでは、五十嵐さんら専門家が子どもの靴選びと履き方を伝えるほか、足を動かす子ども向けのヨガ、正しい姿勢と歩き方のワークショップがある。また、足型を計測し、指の開き方などから姿勢についてアドバイスを行う。

 森下さんは「キャラクターが描かれているからとサイズの合わない靴を選び、小指が曲がっている子や外反母趾(ぼし)になりかけている子がいる。保護者に関心を持ってほしい」と語る。

 午前11時~午後4時。無料。子どもの足型測定は午前中で先着20人。同プロジェクト(073・494・7110)。
写真=吹上小学校で10月に行った講座

(ニュース和歌山2015年10月24日号掲載)