りぃぶる 時代変化に合わせ25年

 性別に関係なく能力を発揮できる社会の実現を目指す和歌山県男女共同参画センター〝りぃぶる〟が、設立25年を迎えた。皿山真也企画課長は「性別による役割意識は根強いが、少しでも改善できるよう取り組みを進めたい」と熱を込める。

 りぃぶるは1998年12月、女性差別解消を目的に女性センターとしてスタート。女性弁護士や臨床心理士らによる法律相談、カウンセリングを中心に、ハラスメント防止、就業支援、男女共同参画社会を牽引するリーダー養成などを始めた。

 99年6月に男女共同参画社会基本法が施行。2000年にはより幅広く相談を受け付けようと総合相談窓口を設けた。

 さらに10年10月には、「男はこうあるべき」との昔ながらの風潮に悩みを抱える人がいることを受け、男性相談窓口を開設。22年7月には、性的少数者を対象とした公的施設では県内初のLGBTQ相談を始めるなど、時代に合わせ変化してきた。

 22年度の相談は1843件で、総合相談の57%が「生き方・性格・こころ」に関すること。「夫婦関係」(13%)、「くらし」(7%)と続く。設立当時は、夫婦、親子、人間関係の悩みが多かったが、近年は精神的不安や生きづらさを訴える人が多く、相談を繰り返す傾向が見られる。

 また、人権に関するものが147件で、75件がDV関係。その大半が女性からで、男性相談は半数が夫婦関係、LGBTQ相談は親子、家族関係の悩みが最も多かった。

 このほか、啓発講座も15年の女性活躍推進法施行を受け、管理職を目指す女性対象のリーダー養成講座や女性の政治参画に関する講演会と、社会の変化に対応。大学生が若手社会人と交流し、キャリアについて考える場を設けるなど、あらゆる人が活躍できるよう支援している。

 髙岡雄嗣所長は「中学、高校からデートDV講座の開催依頼が届いたり、男性が家事育児に関わる時間が増えてくるなど、少しずつだが意識が変わってきている」と手応えを感じている。

■りぃぶる相談室(073・435・5246)。毎週㊋~㊐午前9時~午後8時(㊐は午後4時半)。専門相談、面接は要予約または予約優先。無料。秘密は厳守される。

(ニュース和歌山/2024年1月13日更新)