50代女性です。事務職でデスクワークがほとんどです。最近、肩こりがひどくなってきました。これまでは「仕事柄仕方がない」と我慢してきましたが、専門家に診てもらったほうがいいのか迷っています。
《回答者》
◆リハビリテーション科
今村病院
リハビリテーション部
理学療法士
兵恵 健人先生
夕方になると肩が重い。パソコン作業のあと、首から背中までガチガチ。「みんな同じだから」「年齢のせいかな」と、つい後回しにしていませんか?
デスクワークが長時間続くと、首や肩まわりの筋肉は常に緊張状態になります。血流が悪くなり、疲労物質がたまることで、肩こりは徐々に強くなっていきます。「私はまだ軽いほう」と思っていても、実は中等度なんてことも。まずは左上の(表1)で、ご自身の症状の程度を確認してみましょう。
軽度であれば、ストレッチや適度な運動で改善することもあります。今日からできるセルフケアをいくつか紹介します。
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①僧帽筋ストレッチ(図A)…右腕を体の後ろに回して、左手で頭を軽く抱えて左方向へ首を傾けます。首の右側の筋肉が伸びたところで20秒キープ。これを2回行います。頭を支えている筋肉を伸ばしてあげましょう。反対も同様に。
②肩ストン体操(図B)…まずは肩をすくめます。耳に近づけるように、ぎゅっと2秒。そのあと、一気にストンと落とします。これを5回行います。ストンと落とすことで、肩に「もう力を入れなくていいよ」と教えてあげられます。
③胸をひらくストレッチ(図C)…縮こまりがちな胸をひらく運動です。壁に手をついて、体を少し外に向けるだけ。胸の前がじんわり伸びたところで、20秒キープします。これを2回行います。背中が丸くなっていると、肩はいつも引っ張られた状態になります。胸をひらくと、肩も自然と楽になります。
いずれも、痛みがある場合は無理せず中止してください。
肩こりは「よくある症状」です。でも、「つらいのが当たり前」ではありません。我慢を重ねるうちに慢性化し、回復に時間がかかることもあります。自分でケアしても改善しない場合、表1の中等度や重度に当てはまり、日常生活に支障が出ている場合、特にしびれ症状がある場合は医療機関にご相談下さい。
(ニュース和歌山/2026年3月22日更新)



























