読者の皆さんから寄せられた、和歌山に関する疑問・質問を調査する「和歌山謎解き代行社」。今回の依頼は和歌山市の西本智子さん、紀の川市の兒玉繁次さんから届いた「和歌山でもちまきが多いのはなぜ?」。

 和歌山県内のもちまき情報をインターネット上のフェイスブックで発信する和歌山県情報政策課の林清仁さんによると、全国的には棟上げ式でご近所にお祝いをおすそ分けするのが定番で、もちろん、祭りでもちまきを行う地域は他にもありますが、和歌山ではホームページなどで告知されていないものも含めて年間1000回以上あるそう。確かに多いですが、さて…。

写真=イベントには欠かせない

 


 

過疎化の影響か?

 「和歌山でもちまきが多いのはなぜ?」。民俗学を研究する和歌山大学の吉村旭輝特任准教授に聞きました。もちまきは山口県や高知県など、和歌山以外の地方都市でも盛んだそう。「昔、祭りで披露していた獅子舞や太鼓が過疎化で後継者不足となり衰退。出し物が減少しましたが、もちまきが客寄せ効果を生んでいたので、催しの目玉として現在も残っているのでは」と推測します。

 結婚式や開店祝いのほか、高野山大学では毎年の学祭で恒例となっています。ネットで情報を発信する県情報政策課の林清仁さんは「神様仏様に奉納するもちのおすそ分けにもちまきが行われ、〝お祝いや祭りにはもちまき〟と定着したんだと思います」。

 正確な理由は分かりませんが、せっかくの和歌山の〝もち〟味。もちに負けないぐらい粘り強く、未来へつないでいきたいですね。

(ニュース和歌山/2019年6月1日更新)